2017年1月1日日曜日

(61)里山に道を拓く<その参・睦月>


 ちょっと大げさに言えば、これまで地球に張り巡らされている「道」を限りなく辿ってきたが、この小さい里山連山に新しく「道」をつくるというのだ。

 戦後、国策としての補助金を受けて植林が進められたが、後年安価な外材(東南アジア)が輸入されて、周知のように我が国は、そして我が村は木材産業が衰退し、従事者は激減した。それによって山は荒廃してきた。

 高度経済成長とともに鉄道、道路、空港、住宅地、箱物(公共建築物)などの様々なインフラは充実したが、「山」は忘れ去られてきた。

 福井県では平成22年から「里山森林復興=コミュニティ(皆さんで)林業」、という事業が始まった。

           裏山の焚き木をとってこい

           飯炊き 五右衛門風呂 幼いころの里山

           煙が目にしみて 逃げられない

           おーい 焚き木を買ってやる 酒盛りの発電所

                                                                                                        (会員 片岡一郎) 

 

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