2018年1月28日日曜日

(195)京の食文化を語るー京都西北ロータリークラブ 

 旅とグルメは、切ってもきれない仲でしょう。2018年の新年早々、1月27日に、

京都西北ロータリークラブが、京都市中京区の「ハートピア京都」で、食のシンポジ

ウム 「摘草料理は日本の食文化の原点か…京の食文化を語る─。」 を開きました。

食シリーズの3回目ですが、私も案内をいただいたので、聞いてきました。

 パネルディスカッションは、門川大作・京都市長、料亭「菊乃井」の村田吉弘さん、

料理研究家の大原千鶴さん、摘草料理で有名な「美山荘」(花背)の中東久人さん

のメンバーで、コーディネーターは、フードコラムニストの門上武司さんでした。

 テーマの摘草料理のさて原点は、というお話では、中東さんが、小倉百人一首の

光孝天皇の「君がため 春の野に出でて若菜つむ わが衣手に雪はふりつつ」を

紹介しました。大原さんは、京都料理の特徴は、野菜が多い、四季の食材を使い、

日本の四季が食卓に表れている―などと説明しました。村田さんは修行時代を思

いだして、ある名人が「神様がつくった(自然の食材という)ものを、人間ごときが

味つけるか?!」と言われたそうです。続けて「料理人は、どうしても味をつけたが

りますな」と、笑いを誘いました。

 門川市長は、京都の“居ずまい”を食に例えて「イモも、『おイモさん』と、お だけ

でなく さん もつけますね」と。家庭料理を大切にしたいとしたうえで、「家庭で、

家庭料理をつくらない時代になってきました。京都市では、学校給食で家庭料理を

出して、子どもたちが家に帰って、『給食で食べたおかず、作ってなー』と言えるよう

な『みやび献立』も取り入れています。給食のレシピは、いつでもご家庭に渡します

よ」と、結びました。

 「和食」は、2013年12月に、ユネスコの「無形文化遺産」に登録されました。

その実現へ向けて、運動を展開したNPO日本料理アカデミー理事長の村田さんは、

「日本の国自体が、料理を『文化』として認めていませんでした。ユネスコに言われた

んですよ。日本が認めていないもの「和食」を、ユネスコに認めろというのですか?」

と。国が文化として認めなければ、料理人から人間国宝は永久にでない、という

理屈だそうです。

 「和食」が無形文化遺産に登録される前に、世界の日本料理店は5万6000軒

でしたが、登録以降、現在は11万8000軒だそうです。

 面白い食の話をいっぱい聞かせていただいて、ごちそうさまでした。

                              (会員・井上年央)







 

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