今年の節分は、どのように楽しもうと考えていたら、京都市上京区の千本ゑんま堂で、「こんにゃく煮き」という行事があることを知りました。豆ではなく、こんにゃく…というのが面白そうで、2月3日、出かけてみました。
お寺は、千本通りに面していて、本当の名前は真言宗の引接寺(いんじょうじ)です。本尊が閻魔法王ということで、京都では「千本ゑんま堂」で通っています。閻魔さまは、冥途のいわば裁判官です。みなさんご存知の通り、うそつきの人間の舌を引っこ抜きます。
正直者の例えに「裏表がない」という言葉がありますが、まさに、コンニャクには裏表がありません。なので、閻魔さまの好物はコンニャクということに。まあ、落語のようなお話ですね。
千本ゑんま堂で400円を納めて、舌に似た美味しいコンニャク5切れをありがたくいただきました。ご丁寧に「ゑんま様の お目こぼしあられ」というお菓子も売っていました。300円で買いました。まあ、これで、私は地獄に落ちることはなさそうです。 (会員 井上年央)
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