2017年2月28日火曜日

(96)東洋のガラパゴスー小笠原諸島(上)


       東洋のガラパゴスー小笠原諸島(上)

 東京から1000km

新しく大きくなった定期船「おがさわら丸」に乗船すること25時間。
 

丸1日以上を船の中で過ごし、

冬の海の激しい揺れにひたすら耐え(ひたすら寝る)、

私が目指したのは、広大な海域に大小30余りの島々が散在する

小笠原諸島・父島でした。
 

そして、ついに父島到着。

25時間の揺れはキツかった~(;´д)

しかし、着いてみれば、大自然のエネルギーで元気を充電!
 

この島でしか見られない固有の生き物など、

特異な歴史と文化、自然が豊富で、

「東洋のガラパゴス」といわれています。

その自然環境は、20116月にユネスコの「世界自然遺産」に登録されました。
 

到着したあと、貴重な滞在時間を惜しむかのように、午後は山ツアーへ。

世界自然遺産に登録された生態系を、

ネイチャーガイドさんにガイドいただきながら、希少生物や植物のことを学び、

山の上からの小笠原を堪能。

なぜ小笠原に空港が建設できないのかも、目と肌で感じることが出来ました。

                                    (会員 なかむらのり子)
 
  
 
 
 
 

(95)里山に道を拓く<その伍・弥生>


      里山に道を拓く<その伍・弥生> 

 23年、東日本の大震災で、政府は油、天然ガス、原子力発電などによる日本のエネル
 
ギー政策の抜本的改革が切迫し、先進国の北欧、ドイツを参考に再生可能エネルギーへの
 
法改正、見直しが始まった。その一つに森林管理で余る木質系を燃料とするバイオマス発
 
電所、ボイラーの稼働が急伸してきた。

 チッベット族の家を訪問すると、乾燥のためにどこでもバター茶がふるまわれ2、3杯
 
飲んでしまう。庭の太陽光で沸かしたヤカンのお湯が使われる。

 2、3千メートルの高地で、年中晴天となればこの質素なソーラーパネル式湯沸かし器
 
で十分熱源を享受できる。 

 

     自給自足なんて冗談じゃない!

     スイッチon How マッチ リッチな一流国

     日出ずる島国に 神は災いをもたらした

     ありがとうI shall never forget your kindness and hope.

                           (会員 片岡一郎)



 

2017年2月27日月曜日

(94)元CAのちょっとだけエアラインマニア(1)

          元CAのちょっとだけエアラインマニア(1)

 国際線の機内サービスと聞いて、まず浮かぶのは機内食ではないでしょうか? 各航空
 
社はそのホームページに写真入りで美味しそうな機内食をアピールしています。また
 
レビ等でも何回も取り上げられているので、ここではCAしか知らないお客様の目の
 
に機内食が出てくるまでを書きたいと思います。

  機内食はまずCAや一流シェフが加わった機内食担当チームが試行錯誤を繰り返し、
 
供する内容が決められます。シェフが監修のもとオーダーを受けた各航空会社の機内
 
専門調理会社が、機内で温められた際にちょうど良い状態になるよう考え調理しま
 
す。そして徹底的に品質管理され、機内に搭載されます。

 エコノミークラスの場合、カートと呼ばれる保管用ワゴンの中に通常28枚 のトレイ
 
セットされています。ギャレーと呼ばれる飛行機の台所担当のCAは地上でのブリー
 
フィ ングで知らされている搭乗者数と搭載されている機内食の数が合っていることを確
 
認しなくては なりません。飛行機は一度飛び立つと簡単に追加できないからです。

 経費の面からも多めに乗っていると言う事はまずなく、伝えられていた人数よりも搭
 
者が多くなった場合は追加のケイタリングがあります。ます搭乗者数とミールナン
 
バーを間違えないように確認する、機内食サービス の大切な第一歩です。

                          (会員 松下仁美)
 
 
 
 
 

(93)野嶋美鈴のサンフランシスコ便り ②


 港町であるサンフランシスコを最も感じられるフィッシャーマンズワーフは、多数の
 
シーフード屋台が建ち並び、大きな鍋から白い湯気がもうもうと立ち上っている。茹で上
 
がったばかりのダンジネス・クラブが所狭しと積まれ、パンの中身をくり抜いて詰めてあ
 
るクラムチャウダー、シュリンプ、オイスター等、漁師町の匂いがする。

 食べ残したパンの端を持っているとたちまち無数のカモメに囲まれ、少し投げてあげる
 
と素晴らしいフライングキャッチを見せてくれる。海風に当たりながらシーフードを食
 
べ、カモメ達と過ごす時間は心地よくあっという間に時間が過ぎてしまう。
  
                          (会員 野嶋美鈴)


写真① フィッシャーマンズワーフ

写真② シーフード屋台

写真③ ダンジネス・クラブ
 
写真④ クラムチャウダー

写真⑤ クラブ・サンドイッチ
 
 
 





 

2017年2月26日日曜日

(92)野嶋美鈴のサンフランシスコ便り ①


野嶋美鈴のサンフランシスコ便り①


 アメリカ西海岸の中ほどにあるサンフランシスコは、坂道を走るケーブルカーや、潮の
 
流れが急な海峡にかかるゴールデンゲート・ブリッジがあり、どこか穏やかで親しみがわ
 
く魅力的な街です。私も時間があれば訪れている大好きな街です。

 
写真① ベルの音を軽やかに鳴らして坂道を登り降りするケーブルカー

写真② カリフォルニアを代表する美しさのゴールデンゲート・ブリッジ

写真③ 市内の中心的存在のユニオン・スクエア

写真④ 街のいたる所にあるオシャレなカフェやレストラン

写真⑤ ドラマ「フルハウス」の舞台にもなったアラモスクエア

 
 
 



 

2017年2月25日土曜日

(91)天神橋筋から造幣局へ

 阪急電車の各駅には、「阪急沿線 悠遊一日紀行」という地図&観光スポットの無料パンフレットが置いてあります。沿線主要駅ごとに1枚で編集されていて、持ち歩きやすく便利です。「天神橋筋六丁目」駅周辺のパンフレットを手に歩いてみました。

 スタートは、日本一長い商店街といわれる天神橋筋商店街の北の入口。すぐ横には「大阪くらしの今昔館」(有料)があり、少し大阪の歴史を見てから商店街へ。天神橋5丁目で左へ折れ、天満商店街を抜けてJRに沿って東へ歩くと、間もなく大川です。

 川沿いに南へ進むと、造幣局の応接所だった洋館の「泉布観(せんぶかん)」と、旧桜宮公会堂が並んでいます。「泉布」とは紙幣を意味する言葉だそうです。南側の大きな道路は国道1号。その路面と下の河原道をつなぐ「らせん階段」はレンガ造りの塔のようです。国道1号の南側が造幣局。「造幣博物館」は、さすがにお金が“腐るほど”あるのか、見学は無料! 

 博物館をゆっくり見ても、歩き始めて2時間余り。日常生活のプチ非日常が楽しめました。             
                                      (会員 井上年央)

 [写真は上から、泉布館(左)と桜宮公会堂、らせん階段、造幣博物]







2017年2月17日金曜日

(90)旅について語れば・・・信州


 都会生活者は何故か田舎の風景に想いを馳せ、地方生活者は都会の喧騒に癒しを感じるという。例えば歴史上の人物に好感を持つとき、それは己とは真反対の性格に共感を覚えるものである。人は同類を好まずということか。それはさておき、手っ取り早く癒しを体感できる術は「旅」ではないだろうか。
 
 旅の行先を選択するのはその時の心の状態で決まるものであるが、私の場合、今日まで生きてきた周辺環境に関係なく、求める旅はいつも信州であるのが不思議でならない。数日の休みが取れるとつい、信濃路への思いが湧き上がってくる。自分の生い立ちを振り返ってみても信州に対する懐かしさの源になるべき出来事は一切ないのである。住んだこともなく、父母に至っては全く無縁の土地であるのに、妙に懐かしさを感じる不思議な場所である。

 名神、東名を経て、恵那峡を散策し、中津川から木曽路、馬籠宿で島崎藤村を回顧し、諏訪大社を訪れ、宮司の諏訪大社の成り立ちを拝聴し、しばし感動を頂く。諏訪よりビーナスラインを走り夕方近くに白樺湖畔を抜けた蓼科高原の宿泊地に向かう。温泉に浸り、旨い地酒と朴葉味噌で高原の夜を一人で過ごす贅沢を感じながら1日を終えた。
 
 翌日、蓼科ピラタスロープウェイで山頂の溶岩庭園を探索、白樺湖から車山高原に車を走らせ、ここから見る雄大な北アルプス、八ヶ岳を目の当りにすると、この瞬間が私の最高のビタミン剤であると強く感じるのである。脱サラで起業した時、挫折した日もこの風景の中で出直しの決断をした。私にとってこの場所は、父であり母であり師匠でもあるここ信州は心の道標と言える。 (会員 吉武英行)
 
 

2017年2月16日木曜日

(89)沖縄・竹富島の長寿祝い―


竹富島の長寿祝い―数え97歳の「マンダラーヨイ」水牛車パレード

 
 沖縄らしい長寿祝い、ここ竹富島では2月5日、数え97歳になる清水敏さんの「マンダラーヨイ」(他の島ではカジマヤー)が島挙げて盛大におこなわれました。お祝いには大阪や東京からも親族や友人が駆けつけ、敏さんから“あやかりの盃”を受けていました。

 さてこの日のメインイベントは「水牛車パレード」。華やかにデコレーションされた水牛車に親族と乗り込み、竹富小中学校・児童生徒の鼓笛隊とともに村中を巡ります。行く先々で、唄と踊りで大歓迎され“あやかり”の握手を求められていました。お元気な敏さん、これからも健康長寿の人生を大いに楽しんでください。

                  (会員・大塚勝久 =沖縄在住)


関西部・大塚勝久会員の

ホームページ ↓ (ブログ1に詳しい内容があります)
 

 
 


 

2017年2月13日月曜日

(88)日本旅のペンクラブ総会&賀詞交歓会

 日本旅のクラブでは、2月7日に「総会&賀詞交歓会」を、アジュール竹芝(東京都港区)で開きました。総会には、会員71人(委任状を含む)が出席、2016年の事業報告、2017年の事業計画などを報告しました。事業としては、第30回「旅の日」の会が5月16日に、神戸ポートピアホテルで開催されることになっています。関西部では、現在、準備に取り組んでいます。

 総会の後の賀詞交歓会では、会員、会友、旅行・観光関係者ら一般参加者の計85人が集まり、旅文化の向上へ、活発に意見交換を行いました。この内容は、関西部の高野理事からの報告と写真、クラブ事務局から送られてきた写真で編集しました。 (会員 井上年央)






 

(87)とっておき 京に雪 八坂はんに雪


この冬最後の雪だよりと、なるのかな。昨日11日の京都は、またもや雪景色となりまして。家の前の道は降った雪が凍ってしまい、行き交う車も少なくて。あちこちで自動車がツルツル滑り、自転車に至ってはひっくり返るものもあり。
 
雪に京都は、ほんまに弱いな~~~と、思わざるを得ないのです。今年の冬はいつもの年と、えらい違いますがな。思わず言葉も、凍ります。

朝も はよからバスに乗り、八坂さんを目指します。やっぱり北区の風景と 八坂さんの雪の景色は違います。路面に凍る雪もありません。積もる雪の量も少なくて、少し不満が溜まる写真となりました。其れでも 南国生まれの龍馬はんと慎太郎はんは、とっても寒そうに してはりました。  (会員 池田能久)
 


 

2017年2月7日火曜日

(86)静岡・福井・高知の「春のええもん市」

 静岡、福井、高知の3県の各大阪事務所で2月23、24両日に、「春のええもん市」が開かれる。それぞれの地元の “味自慢” の品々が販売される。3県の大阪事務所は、本町界隈にあり、3県巡りも楽しそうだ。

 23日は午前10時から午後6時、24日は午前10時から午後5時まで。主な出展商品は、静岡県は、ちりめん、あじのひらきなどの「海の幸」。 福井県は、とみつ金時の焼いも、名物の水ようかんなどのスイーツ。 高知県は、生産量日本一のゆずを使った製品。

〇静岡県大阪事務所 大阪市中央区備後町3─3─9 備後コイズミビル 1F
〇福井県大阪事務所 大阪市中央区瓦町2丁目2─14 
〇高知県大阪事務所 大阪市中央区本町2丁目6─8 センバセントラルビル 1F
                                            
                                             

(会員 井上年央)

2017年2月6日月曜日

(85)千本ゑんま堂 節分会 狂言


 23日の夜は、京都の唯一の台詞のある念仏狂言を見に行かねば・・・・。本当に久しぶりで地元の保存会により繰り広げられる歴史ある念仏狂言の節分バージョンを、見に行くことが出来ました。7時半の始まりなのに6時半には100枚の整理券はなくなり、お客様の興味の高さがよくよく解ります。小さなお堂はすぐに満員、舞台が見えずにお帰りになる方も出て・・・・・。

 壬生や釈迦堂 神泉苑の大念仏狂言に比べて、本当に庶民的で好感を持てるというか親しみやすい演目に、心安らぐものがありました。

 24の演目をもつ中で今回演じられた初めの演目の急ぎの中で縄をひねるというか縄を作る様子は、そんなアホなと思いながら 笑える素敵な演目でした。
  (会員 池田能久)