日本旅のペンクラブ関西部の会員グループで、勤労感謝の日の11月23日、
兵庫県加東市にある「丹波播磨路芸術の森」を訪れました。実はこの“ユート
ピア”は、旅ペン関西部の関口之洋会員がオーナーです。会社勤めを終え、山を
手に入れて、自身でデザインし、材料を集め、ユンボを運転して、現在も進化中
です。友人の手を借りながら、開発を始めて来年でちょうど10年だそうです。
芸術系の大学を出て、デザイナー、画家、全国の「一宮」神社の研究家でもある
マルチ人間(ちょっと古い?)の関口会員の入魂の芸術の森です。
案内図を見ると、山裾の入口にカフェがあり、山道を登ると、白亜のトイレ、
BBQを楽しめる囲炉裏コーナー、用途はこれから考える大きなオリの青い鳥か
ご、ログハウス風の茶室、遠く明石海峡大橋の鉄塔の先端が見える展望所、椎茸
園、ボーイスカウトが途中まで作ったツリーハウスなどがあります。そして、さ
らに整備を進めるそうです。
私たち訪問者は、BBQとシメのカレーをお腹いっぱい楽しませてもらいまし
た。また、関口会員が若い頃に作詩作曲した歌「旅の応援歌」を、シンガーソン
グライターの高野弘会員(水中・水辺のフォトジャーナリスト)がギター演奏で
披露しました。1~4番の歌詞で「春夏秋冬」の旅の魅力を表現しています。
最後に、この芸術の森への関口会員の「思い」を紹介しましょう。―――「山
開きは平成20年3月14日でした。スローガンは『生美観・日々美しく生きる
ことの積み重ね』。四季がある日本では、人々は自然から人生観を学んでいます。
日本人の美意識「もののあわれ」を具現化したいと。自分の心の表現として、絵
のようにお山を開発する、言葉を変えれば、お山をキャンバスに見立てて、広大な
自然の中に絵を描こうと思いました」 (会員 井上年央)
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