神々との出会いを求めて、さぁ「ご縁の国しまね」へ!
JR新大阪駅バスターミナルに7時集合。松江市まではおよそ5時間で
到着。昼食後、松江城下町の塩見縄手の武家屋敷や「怪談・奇談」で著名
な文豪小泉八雲の旧居などを見学。松江ホ―ランエンヤ伝承館に向かう途
中、堀川に架かる宇賀橋で、松江城のお堀をゆっくりと進む遊覧船に出合
った。屋根に大書された「不昧公200年祭」が印象的だった。
宿泊は玉湯川が流れる古湯の玉造温泉。高級感のある旅館が連なり、さす
がに歴史と風格を感じさせる温泉だ。泉質は硫酸塩を含む塩化物泉で、
源泉温度は42℃。幾度も温泉に浸り身心を癒すのも旅の魅力だ。
翌朝、「だいこくさま」の出雲大社を参拝。「だいこくさま」と言えば
「いなばのしろうさぎ」。そして「ぜんざい」発祥の地が出雲。八百万の
神様たちをお迎えする旧暦10月10日の「神在祭」にふるまわれた
「じんざい餅」が訛り「ぜんざい」となったそうだ。
参拝後、日御崎神社と日御崎灯台を訪ねた。昨日とは違い、天候はやや荒
れ模様。日本海の荒波が岩礁に激しくぶつかり飛沫をあげていた。時折強
く降る雨に負けて、私は急いでバスに戻った。
『一泊二日じゃ、ものたりなーい!』『足立美術館や温泉津(ゆのつ)の
石見神楽がみたーい!』と心の中で叫ぶ私を乗せて、観光バスは大阪へと
走り出した。
まだまだ見たい!行きたい!撮りたい「しまね」の旅だった。
(8月27、2日) (会員 風景写真家 村田勝英)
《写真は上から、ホーランエンヤ伝承館、松江城のお堀の遊覧船、小泉八雲
の旧宅、出雲大社、日御碕灯台》
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