2018年1月2日火曜日

(191)里山に道を拓く <その15 正月>

 
 ヨー 見舞いに来なるなあー        


 ウラ(私)にもいい写真 見しとくれ

 あら 綺麗な人や

 大正12年生まれ やってー

 私は13年生 やがね

 93歳 きれーな髪で ひどー 若いがね

 この人の旦那さんかと 思ーてたわ

 おばーちゃん 私は昭和の20年うまれの息子です

  母が老人施設にお世話になってほぼ1年、この施設の人たちは頭の回線がうまく繋がらない、長寿のおじいちゃんとおばあちゃんを介護する里山にあるホテルです

 ムスリム・シーア派の詩人ハーフィズの霊廟があるイラン・シラーズのオアシスに巨木糸杉を見た

 この木はいつ頃、樹齢はどれ位たちますか

 200年、300年・・・500

 ha!  ha!  ha!

 私も神も生まれていなかった 4000年経つよ

 

     私は美しい顔と心惹く髪を愛し

      酔った目と清く澄んだ酒に心を奪われる

      太初hatsuの契約の秘密を一言語れとそなたは言う

      私が二杯の酒を飲むときに語ろう

                                                  ハーフィズ詩集 黒柳恒男訳 東洋文庫
 
                        (会員 片岡一郎)
 
 
 
 
   

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